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2022年7月7日 [豆知識] 社交ダンス動画と音楽の著作権

[豆知識] 社交ダンス動画と音楽の著作権

SNSでの社交ダンスの動画投稿と音楽の著作権

 

YouTube, Facebook, Instagram, Twitter, Tik Tokなど、社交ダンス動画を投稿できるSNSは色々ありますが、意外と知られていないのが、SNSにおける音楽の著作権です。

JASRACなどの著作権管理団体と契約しているSNSでは、動画に既存の音楽をつけて投稿しても法的には問題ありません。
(※動画の収益化ができないなどの問題はあり)

(参考)JASRACが提携しているSNSのリスト

実はこの中には、私たちに馴染みのあるTwitterが含まれていません。

 

Twitterでは既存の音楽は使えない?

 

著作権に詳しい方ならご存知かもしれませんが、基本的にTwitterに投稿する社交ダンス動画で著作権保護された音楽を使用すると、著作権侵害行為になります。

これは、Twitter社が著作権管理団体(JASRACなど)と契約していない為です。

 

これでは社交ダンスやダンスパーティーのデモ、練習風景なども全て動画を投稿できないということになってしまいます。

ですがもちろん、著作権侵害をせずに音楽を使用する方法があります。

 

Twitterに動画投稿する方法

 

すでに録画済みの動画があり、それをSNSに投稿する場合は、

“動画の音楽を著作権フリーの楽曲に差し替える”

という方法で著作権の問題を回避できます。

スマートフォン用動画編集アプリなどを使えば、比較的簡単に音楽だけ差し替えることができます。

 

実はもう一つ、著作権保護された音楽を気兼ねなく使いたい場合、

“Twitterのアカウント単位でJASRACと直接契約する”

という方法もあります。

 

JASRACの場合、Twitterへの動画投稿はストリーム配信という扱いで、以下の使用料を支払う必要があります。

非商用利用の場合、年間¥30,000円

(参考)JASRAC,インタラクティブ配信 使用料早見表

 

ダンス教室は商用利用じゃないの?と思うかも知れませんが、動画によって直接利益を得る場合は商用利用、そうでない場合は非商用利用という判断のようです。

つまり、一般的なTwitterへの動画投稿は非商用利用という扱いになります。

 

もちろん、商用か非商用かという最終的な判断はJASRAC側によるため、

「ケースバイケースなので一度JASRACに問い合わせてほしい」

とのことです。

 

注意点としては、この契約は1つのTwitterアカウントにしか適用されないということです。

レッスンやパーティー、イベントなどでの使用では、別途著作権使用料を支払う必要があります。

 

どうしても動画で使いたい楽曲がある!という方は、年間の使用料を払う価値があるかも知れません。

そうでなければ、著作権フリーの楽曲に差し替える方が費用もあまり掛からず、手軽にできるのでおすすめです。

 

そもそも著作権フリーの音楽ってなに?

 

日本では一般的には著作権フリーという言葉が使われていますが、これは広い意味で使われていて、

1.ロイヤリティーフリー(利用規約に沿った方法であれば自由に利用できる)

2.著作権保護期間が終了している(クラシックなどの古い音楽)

3.そもそも著作者が不明(民謡など)

4.著作者が著作権を放棄したことを明言している曲

 

これらをまとめて著作権フリーと呼んでいます。

 

1.に関しては当サービス『Ballroom-Music.com』がまさに社交ダンス専門のロイヤリティーフリー音楽を配信しているので説明は不要ですね。

 

2.これはクラシックなどの古典音楽や古い映画音楽など、すでに著作者の死後かなりの年月が経過している作品です。

ただこれに関しては少し面倒で、2018年12月30日から著作権保護期間が変更されました。

著作者の死後50年⇨死後70年

また、作詞者と作曲者で権利が分かれていたり、著作権の譲渡によって権利発生日が更新されていたりする場合があるので、使う際は詳しく調べておく必要があります。

 

3.は国や地域に古くから伝わる楽曲です。

さすがに日本の民謡は社交ダンスでは使いづらそうですが、ヨーロッパの民謡などはダンス用にアレンジしたものがあれば、著作権上の問題は回避できそうです。

 

4.については著作者本人が著作権を放棄する旨を明言している場合で、個人が作った曲などでは稀にあるようです。

ただ社交ダンスで使うとなると専門性が求められるため、あまり現実的ではありません。

 

なんだか話がややこしくなって来ましたね。

 

そうなると、

「最初から著作権フリーの曲で踊れば良くない?」

なんて声も聞こえて来そうです。

 

著作権問題に縛られない社交ダンスを

 

ダンスパーティーや競技会など、音楽の著作権に関する問題は主催者にとっても悩みの種です。

「著作権関係の申請が複雑でわかりづらい」

「著作権使用料がどうしても高額になってしまう」

そもそも、当サービスの構想はそんな声から生まれました。

 

そう、最初から著作権フリーの音楽で踊っていれば、著作権に付きまとう問題に悩まされることもありません。

SNSでの動画投稿や宣伝、DVDなどの映像作品の販売、YouTubeで動画を収益化することも出来ます。

 

ぜひ当サービスの音楽で、自由でオープンな社交ダンスを楽しんでみませんか?

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